走りながら作っていた開発が、成長の原動力に。
「スマイルツールズ」のクライアント毎のカスタマイズや導入サポート、運用などの業務を担当しています。重要な売上げを担うカートは、少しの変更でも離脱率や購入率などに影響するので、時に数千万円単位のリスクを抱える緊張感が常にあります。
「スマイルツールズ」を開発したきっかけは、元々弊社が持っていた、通販のノウハウをシステム化しようということがはじまりです。オリジナルプロダクト事業部を3人で立ち上げ、単品通販クライアント向けに最初は小さなパッケージで作っていました。その頃は、営業も代表一人の体制で、導入やサポートも限られていました。ヒアリングに同行しては、昼夜を問わず組み立て、クライアントのニーズに応え続けていました。
「そんな、自分が必死に開発したプロダクトがその後の組織の成長を支えたことは、普通の会社ではできない経験です。ひとつの仕事のフローを俯瞰できたことで、営業とエンジニアの距離も近く感じられました。
多様性は、次のチャンスを生むきっかけ。
大学のデザイン学部でシステムの構築に興味が湧き、システム開発会社に就職。基礎知識を叩き込まれた数ヶ月後、東京の大手企業へ出向しました。この時の経験が今でも活かされています。その後、フリーランスを経て、安定した環境で面白いことに挑戦したくて弊社に入社しました。
当時は10人ちょっとで、職人気質な先輩や同僚から学べることも多く、成長できる会社の一員として自分の可能性も試せる環境でした。今は、役割が細分化されているので、時にギャップを感じるときもあります。ただ、新しいことを進める人間がいないと、上のフェーズや新しいフィールドにチャレンジできません。多種多様な人が集まっていることは強みですし、自由な社風は昔も今も変わりません。
クライアントにご満足いただいて、口コミや顧客からのご紹介で広がるのは、やっぱり嬉しいですね。業界は常に変化しているので、基本設計や拡張性、メンテナンス効率などの点から「スマイルツールズ」が移行の時期に差し掛かっているのも事実です。競合プロダクトも研究しています。他に無い機能は目指しつつ、さまざまなニーズに柔軟に応えられるプロダクトを視野に入れています。業界の誰もが知るサービスを手掛けて、弊社を知ってもらいたいですね。
自分を切り替えて、さらに成長する人材と。
タフさは重要ですが、決して体力的無理をするのではなく、精神的ゆとりがないと真の自分の力が出せません。若い内に一度でも濃い経験をすることが成長につながります。限界に達した時にどこまで耐えられるのか、自分の体力と精神の許容量を知った上でのセルフマネージメントが重要ですね。
私自身はオン/オフの切り替えは得意な方で、社外へ出ると仕事のことは忘れます。趣味のスノボは、福岡市内から車で2時間ほどの九重までドライブ。温泉や、子供と遊ぶのも気分転換になっています。仕事中の気分転換は、屋外テラスの喫煙。ブレイクタイムには欠かせません。
納期とコストがシビアに関わるビジネスの現場では、大学で学んだ知識が正解だとは限りませんし、既存の開発スキームでできないこともあります。どちらにしても、スタイルや考え方には柔軟性が必要です。集中するために息抜きを上手く知っていることは、保守しながら成果を出し続けるシステム運用にも通じます。知識と知恵を繋げて勝手に成長していけるタフな人なら、私も一緒に仕事をしてみたいですね。