活躍の場は社内外のさまざまなフィールド。
私は、社内外の仕事が多いのでちょっと特殊です。リスティングやDSPなど運用型広告の提案・運用・管理、データやタグの管理、自社ツールの営業、プランナーやコンサルタントなど。アドテクノロジー推進のエバンジェリストとしての啓蒙活動では、延べ500人ほどの皆さんに話をする機会がありました。業務内外の方々とお付き合いが多く、接触した私も刺激になると同時に、会社の認知にも貢献できているかと思います。
より優秀な人ほど感覚が鋭敏でスピードも速い方が多く、メールやSNSのチェックなど、他者とのコンタクトや情報収集に一番時間を掛けています。
最先端技術ならではのスピード感。
大学では無機工学を専攻し、デスメタル系バンドのドラマーとしても活動していました。資金が無いので宣伝用のWebサイトをつくったことがきっかけで、Web業界に興味が湧きました。その後、Web専業代理店大手に就職しました。社会人になってもバンド活動を続け、練習は深夜、週末にライブ、インディーズでツアーをやったこともあります。
就職した会社の2ヵ月間に及ぶ新人研修では、外部の専門講師を呼んで、リスティング広告を提案・運用・管理に関する最新ノウハウを徹底的に叩き込まれました。今思えば運も良く、恵まれた特訓でした。その後、2年ほどフリーや派遣を経て、結婚をきっかけに福岡へ。自分が持つスキルを活かせる会社と思い入社しました。伸び盛りの会社の雰囲気や体制にも惹かれました。その頃は17名ぐらいで、現場で動いている先輩たちから得られることが多くありました。
久しぶりに携わったSEMは、感触を思い出しながらやっていました。技術革新が速いこの世界ですが、実は、変化が激しかったのが2014-2015年で、偶然にも私が入社した後だったのです。広告の運用方法が大きく、しかも短期間で変更されたので、業界を騒がす大きな問題になったほどです。自分のタイミングとしてはキャリアロスがほとんど無く、これも本当にラッキーでした。
必要なのは「なぜ?」を繰り返せる人。
2016年1月末時点のSEMユニットは、ちょうど私が入社した時と同じぐらいの規模です。弊社は、ヒエラルキー型+各パート毎で構成されているオーケストラ型とのハイブリッドです。今まで培ったスタイルから生まれた特徴的な形だと思いますが、これからも変わり続けていくと思います。とても楽しみです。
クライアントに求められた成果を達成できれば、もちろん喜びもひとしおです。分析してはっきり原因が分からないこともありますが、何事も経験しないことには成功に繋がりません。マーケティングとは、最終的には人を相手にすることなので、数字の先に人が居るという感覚を持つことが重要です。データに強いマーケッターとしてだけでなく、人の無意識の行動を意識し、理論を立てて、制御できるデータサイエンティストという、その両面を併せ持つと強いですね。弊社の中に、運用広告のトップレベルが集まるチームを創り上げ、私もデジタル広告業界を担える人材のひとりになれればと思っています。
分析に携わっている今の仕事で最も大切なことは「なぜ?」。トヨタ自動車(株)の生産方式でも『5回のなぜ』として知られていますが、常に疑問を繰り返し、検証していく意識と姿勢です。データを深掘りして、分からないことを分かろうとする姿勢を持つ人と一緒に成果を達成したいですね。