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今日からできる!プロのアクセス解析のリアルな分析ポイントと手法/『デジタル神無月』参加レポート

 ユッコ

今日からできる!プロのアクセス解析のリアルな分析ポイントと手法/『デジタル神無月』参加レポート

『デジタル神無月』に参加してきました。

10月19日、20日に福岡で行われたデジタル神無月に参加してきました。
&usでは、参加したアンダスのメンバーがそれぞれの立場から各セッションをレポートしてゆきますので、そちらも是非ご覧下さい。

まずデジタル神無月とは?

デジタルマーケティング関連のサービスやツールを提供している企業36社からスピーカーが登壇し、さまざまなマーケティングテクノロジーやノウハウを解説する大規模セミナーイベント(※web担での紹介より引用)

イベントは1日目が「戦術パート」、2日目が「運用パート」で分かれており、2日間で特別セッション2つを含む13セッションが行われました。
ここまで多種多様な企業から生の声を聞ける、という機会は少ないのではないかと思います。
全体として、各セッションの登壇者が積極的に事例やノウハウを公開していた印象を受けました。

参加レポート「アクセス解析」2日目:運用パート セッション

こちらの「アクセス解析」のセッションは、モデレーターにウェブ解析士協会・九州支部長である株式会社リクトの山田修史氏、スピーカーにアクセス解析の草分け的な存在である小川卓氏、福岡でWebアクセス解析のコンサルティングに特化した株式会社グラシズの代表を務める土谷武史氏の二人を迎えて行われました。

テーマは
「アクセス解析 ~30分でECサイトを即興分析!プロのリアルな分析ポイントと手法を大公開~」
というもの。このテーマを見ただけでもワクワクが止まりませんでした。
実際、アクセス解析はやる人によって切り口や結論が少しずつ変わります。他の方の解析手法を知るということは自分の引き出しを増やせるので、期待を胸に聞かせてもらいました。

セッションは1時間で、軽く自己紹介の後は、スピーカーが15分ずつ「お題のサイト」と、「サイトのGoogleアナリティクス」を見ながら、リアルタイムでアクセス解析。
サイトの改善ポイントを話した後に、後半30分はモデレーターを含めた三人で「プロが見ているポイントや大事にしていること」をディスカッションするという内容でした。
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実際の通販サイトの「生データ」をオープンに見ることができるのは異例中の異例なので、もちろん撮影は厳禁。
また、最前線でアクセス解析をされているお二方の話が生で聞けるとあって、会場全体が熱心にメモを取っていました。

プロはどんな視点で解析をしているのか?

お題は「広告比率を下げる施策」とのことでしたが、
結論としては「むしろ広告をもっと積極的にやってもいいかも!」とのコメントも飛び出し、
かなり目からウロコな解析結果でした。

小川さんは「気になる点を都度メモする」のが特徴的で、
1)サイトの概況を把握(Googleアナリティクス、以下GA)→デバイス、新規率、参照元などをメモ
2)実際にサイトを見てみる(サイト)→気になった部分、URL構造をメモ
3)気になったポイントをセグメントやシーケンスといったGAの機能を活用して、データを比較(GA)→仮説をメモ
4)改善できそうなポイントをまとめる

といった流れで、GAばかりを見るのではなく、サイトでユーザーとして気になる所に注目されていました。

一方の土谷さんは、
1)サイトの概況を把握・・・までは同じだったのですが、次からいきなり違いました。
2)競合サイトをいくつか見て、お題のサイトと比較する
3)(eコマース連携をしているので)商品の売上比率を見る
4)3)で比率の高かった商品がサイトでどのように扱われているかを見る
5)改善できそうなポイントをまとめる

といった感じで、サイトをユーザー的に見つつも、パレートの法則なども踏まえつつ、
売上により影響がある部分がどこかを考えられていたのが印象的でした。

アクセス解析はどんな視点を持ち、何を考えるべきなのか?

後半ではスピーカーの小川さん、土谷さんが解析をするにあたってお二人が大事にしているポイントを話されていました。

お二人で共通していたポイント
・成果(コンバージョン)から近い部分のボトルネックを探す
・精度、確度をあげるためにGoogleアナリティクス以外も積極的に活用する
(例:クライアントへのヒアリング、ユーザーへのアンケート、ヒートマップなどの定性データ)
・ユーザー視点で、感じることがないかを考える

また、改善をしたから終わり、というのでは意味がなく、本当にその改善が「売上に貢献しているか」を検証、分析、また改善する・・・というPDCAをしっかり回すことが大事とも仰っていました。

ユーザー視点を忘れないことが大前提

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セッションを通して何度も出てきたのが「ユーザー視点」という言葉。
アクセス解析は、「ユーザーがどう感じるのか?」を忘れると、ただの自己満足になってしまいます。

今回のセッションを聞いて、これからも「ユーザー視点」を大事にしながら、クライアントの売上を最大化できるようウェブ解析に取り組んでいきたいなと思いました。

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